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ギョーカイ徒然日記
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先日、久々に長渕剛に会った。今回のオリジナル・アルバム『空/SORA』のリリースが3年ぶりだから、おそらく3年ぶりに会ったことになるのだと思う。彼とは、彼が作品をリリースする度に会って(正確には、取材するチャンスをいただいて)きた。
その都度感じるのは、彼が音楽に寄せる思いのたけの熱さ、である。
彼は、音楽が本来持っていた力の強さ、影響力の大きさ、計り知れない可能性を信じていて、微塵も疑っていない。何者にも屈せず、世の中さえ変えてしまえるくらいのそのパワーを、まるで汚れを知らない少年のような純粋な心で信じている。
今もなお…。
彼は、昨今の音楽シーンを憂えていた。しかも、自身の渾身の作品(アルバム『空/SORA』)を語るのと同じくらい熱い口調で、音楽界への不平を語った。
要旨はこうだ。「金と権力が音楽の価値を変えてしまっている。例えばタイアップ。耳慣れないアーティスト、聞いたこともない曲が、その音楽が秘めているパワー以外の力によって、クローズアップされ、あたかも優れた音楽かのように世の中に広められる。リスナーの多くは疑うことなくその情報を素直に受入れ、結果としてヒットチャートに反映される。音楽の善し悪しの価値が、金と政治力(権力)によって操作されてしまっている。真面目に音楽をやっている者がバカを見る。そうならないためにも、今回3年ぶりに重い(?)腰をあげた…」と。
彼の持論のすべてに頷くわけではない。ただ、飛び抜けた才能やセンスを持っていながらも、正当に評価されていない音楽がたくさんある現実を憂える思いは、このサイトの基本精神に共通していると感じた。彼も当サイトも、あらゆる音楽作品が正当に評価される健全な音楽シーンであることを願っているのである。
近く、彼のインタビューの全コメントを当サイトの「アーティスト・インタビュー」で紹介しようと思っている。