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ギョーカイ徒然日記
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21世紀最初のジョン・ レノンの誕生日を迎えた10月9日に
さいたまスーパーアリーナで
「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」というイベントが行われた。
ジョン・レノンのスピリットを伝えることと、
アジア、アフリカの子どものための学校建設支援を趣旨に掲げたイベントだったが、
奇しくも時近くしておこったアメリカ同時多発テロによって、
より深い意味を持つイベントになるはずだった。
提唱者であるオノ・ヨーコが急遽来日を中止。
現在ニューヨークを捨てて少しでも安全な場所へ行こうと
多くの人が移動しはじめた中で、
今こそ、ニューヨークにいることが
とても大切なことだと思うようになり、
悲しみのどん底にあるニューヨークから
「愛と平和」のメッセージを世界へ向けて出し続けることが
今の自分にとって重要な役割だと思えるから、という理由で。
イベントは、平和・反戦のメッセージ色が強い
オープニング・フィルムで始まった。
「平和祈念」の意味あいがつけ加えられたこともあり、
いやがおうにも会場中が高まっていくのが感じられた。
しかし、ふたを開けてみれば
参加アーティストたちが、
思い思いのジョン・レノン・ナンバーを演奏したという事実だけが
残ったのみの印象。
みんなが集まって
ジョン・レノン・ナンバーを聴かせてくれるという
その部分だけで捉えれば
非常に有意義なイベントだったと思う。
が、
果たしてそれだけででよかったのかという思いが拭い去れない。
オノ・ヨーコが考えている部分と
参加アーティストが考えている部分とに
温度差が感じられてならなかった。
オノ・ヨーコの来日中止理由を
参加アーティストが知らなかったということはないはず。
それなのになぜ
あそこまで無関心でいられるのか。
いや、
アーティストによっては
少し触れていたりはしていたが
声高に世界平和を訴える者は誰一人いなかった。
もちろん
とてもデリケートな問題で
軽々しく口にすることは
非常に難しいのかも知れない。
しかし、
参加する意志を貫いたということは
イベントの趣旨を
容認していることになるわけで。
そのうえで
何もリアクションしないということは
やはり対岸の火事にしか思っていないと受け取られても
仕方がないのではないだろうか。
なんだか世界における日本の縮図を見たようで
とても考えさせられるイベントだった。