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ギョーカイ徒然日記
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今年(2001年)はシングルのミリオンヒットが非常に少ない年であった。
不況のせいか?
アルバムの発売を待って買う人が増えたからか?
それとも、作品自体に元気がなかったのか…。
様々な要因が重なったにせよ、
結果的に(シングルに関しては)不作の年という位置づけけらしい。
しかし、
毎日届けられる新譜の音源を聴く限りでは、
音楽の質は明らかに向上しているように思う。
今年も多くのアーティストが誕生し、
新たなムーブメントが生まれ、
J-POP シーン全体としては実り多き1年だったと思う。
確かに、90年代後半は(特にアルバムにおいては)ミリオンヒットが多かった。
しかし、その大半はベスト盤が占めていた。
ベスト盤流行りといってもいい。
それらのすべてが、本当に中身の濃い作品といえるのか?
10年近くのキャリアがあるアーティストならともかく、
デビューして間もないアーティストまでががベストアルバムを出すことに、
少なからずの疑問を抱いてしまう。
その結果、
シングル曲をリリースしても、
直後には必ずアルバム収録され、
すぐにベスト盤も発売される…、
という暗黙のルールが出来てしまい
シングルの価値を下げてしまったような気がする。
ネームバリューのあるアーティストたちが、
ひととおりベストアルバムを出しきってしまい、
その後は個性的なアーティストが求められる時代へと変化しているように思う。
今までならば、
セールスチャートのベスト10になど入らなさそうに思われたアーティストたちが、
次々に頭角を表してきた。
ただ、個性が強ければ強いほど好き嫌いははっきりわかれ、
となると、当然アンチ派も出て来る。
そうすると、CDの売れ方も特定のアーティストに偏ることなく、
(少数のメジャーアーティストへの)集中型から、
(多くの個性的アーティストへの)分散型へと変化してきている。
こうして、ミリオンヒットが生まれにくくなってきているのではないか。
客観的に見れば、目立ったヒットは少なく、数字の上では“不況”なのだが、
確実にJ-POP シーンは確実に面白くなってきていると感じる。
つまり、今、求められているのは、量より質なのだ。
それは決して、数字や結果には現れにくいことではあるが、
とても重要な事だと思う。
今年もあと残りわずか。
既に年末の賞取り合戦があちらこちらで白熱している。
しかし、本当にいい曲、優れた曲が選ばれているのだろうか?
そんな疑問を持っている人も少なからずいるはず。
手を代え品を代えのプロパガンダに惑わされることなく、
聴く人自身がきちんと見極め、
自分自身にとって本当に価値のある、素晴らしい音楽に出会って欲しいと思う。
それが一番のシーンの活性化に繋がるのではないだろうか…。
当サイトが少しでもその役に立てば幸いである。
J-POP 花前線編集部/Ms