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ギョーカイ徒然日記

徒然日記
<X JAPAN FILM コンサート篇>

先日、東京国際フォーラムで行われたX JAPAN のFILM GIGに足を運んだ。
これは、彼らの結成から解散までの軌跡を音と映像で振り返るという趣向で行われ、
ファンにとっては感動的な内容だったのだろうが、
小泉首相の来訪やYOSHIKI の登場など、
FILMの中身以外の部分ばかりが話題になった。
それだけ、(曲は注目されても)X JAPAN の人気は風化しているということなのか。

演奏を終えたYOSHIKI が胸中を語った。
「エックスを結成してから、無敵でした。どんな壁も乗り越えられると思っていた。
でも、解散やhideの死などが重なり、それがどうしても乗り越えられなかった。
そんな中、このFILM GIGの話があり、編集作業を行った。今までないぐらい泣きました。
そしたら不思議と浄化されていき、吹っ切れました。
今年は自分が生きる場所、ステージに帰ってきます(一部省略)」

誰にでも思い出したくない過去や、悲しみの一つや二つあるだろう。
しかし、それを乗り越えてこそ人は前に進むことが出来るのだ。

そんなX JAPAN に限らず、
すでに解散している、あるいは活動を休止していたアーティストたちが、
このところ興味深い動きを見せている。
今でこそデジタル音が当たり前だが、
それをいち早く取り入れ圧倒的な存在感を放っていたaccessが7年ぶりに復活。
日本のロックバンドの歴史を語る上で必要不可欠な存在であるBOΦWYも、
封印していた伝説のライブ(映像&音源)をようやく解禁した。
そのほか、田口理恵によってカヴァーされた楽曲がドラマ主題歌に起用され、
オリジナル曲も再発されたばかりのREBECCA などなど。
彼らの作品は、発売2週目にはセールスが急激に下降線をたどってしまうものの、
未だにチャートの上位に軽くランクインしてしまうほどの勢いは持っている。
つまり、彼らの音楽はいまだに色褪せることなく、
多くの人々の心の中に生き続けているということでもある。

彼らに共通する魅力は、
なんといってもオリジナリティーとポピュラリティーを兼ね備え、
ひとつのムーブメントを生み出したということだろう。
しかも一過性のものではなくて、心の片隅にいつまでも残っている。
そんな偉業を成し遂げたアーティスト達の復活が、
今の画一化された音楽シーンに、
大なり小なり深く影を落としている。
まだまだ活動を休止している有能なアーティストや、
復活が望まれるバンドがほかにもいる。
彼らがどんな姿(音)で、再び我々の前に現れるか(現れないか)、
非常に楽しみである。
と同時に、いっときの流行り廃りに左右されない、
ひとつのムーブメントを刻むくらいの気概と才能に満ちた
アーティストの出現を願う今日このごろである。

そこそこ認知されたアーティストの作品のセールスが、
既に解散したバンドの楽曲の再発に負けるなんて、
寂しく悲しい話ではないか。

J-POP 花前線編集部/Ms

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