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ギョーカイ徒然日記
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コンピレーションCD花盛り、
ともいうべきこのところの音楽シーンの様子は、
これまで何度かこの徒然日記でも触れてきた。
ということは、
レコード会社間の軋轢も少なくなり、
楽曲の原盤権の貸し借りが容易になったせいか、
ユーザーのニーズに応える楽曲を収めた企画盤が、
より作りやすくなったということでもある。
が…。
弊社では、音楽サイト「J-POP 花前線」のほかに、
音楽誌(紙媒体)の編集にも携わっている。
以下は弊社編集スタッフから伝え聞いた話である。
12月25日にthee michelle gun elephantの新曲がリリースされる。
同じ日、彼らがかつて所属していたレーベルからベスト盤もリリースされる。
つまり、2社が同じアーティストの商品を同じ日にリリースする。
これ自体、特に珍しいわけでもなく、ままあることではある。
ただ問題なのは写真の貸し借り。
ベスト盤の情報を掲載するために、
旧所属レーベルへアーティスト写真を請求したところ、
契約終了につきアーティスト写真は出せません、
アー写の請求は現所属レーベルへ、とのこと。
で、現所属レーベルへ写真を請求したところ、
新曲の情報掲載はOKだが、
旧所属レーベルから出るベスト盤の情報は掲載してくれるな、とのこと。
つまり、
ライバル会社の利益になることには力は貸さない、というわけだ。
なんとも了見の狭い、しみったれた話ではないか。
同じアーティストの商品を飯のタネにしていながら、
一緒にそのアーティストをもり立てようという気持ちがない。
他社のリリース作品によって自社の作品の利益が著しく侵されるのであれば、
それは考えものだが、
この場合、そうとは思えない。
コンピレーションCDの量産にみられる、
レコード会社同士が相互協力することによって、
その垣根を低くして、業界自体を復興させようという動きは、
結局は表面的なものであって、
裏側では、自己利益の確保に躍起になっているのが実情のようだ。
もちろん、(肖像)権は守られなければならないし、
契約は履行されなければいけないが、
そういうレベルの低い足の引っぱり合いをしているうちは、
冷え込みが深刻化している音楽シーン全体の盛り返しは、
残念ながら、望み薄といわざるを得ない。
このような事情に関して、当事者であるアーティストは、
どんな感想を持っているのだろう。
機会があれば訊いてみたいものである。
余談として、写真にまつわる話を2件。
同じく音楽誌編集のため、
後藤真希のアーティスト写真を請求したところ、
インタビューページ以外でのアー写の貸し出しは断わるとのこと。
まぁ写真の扱いに関して神経を尖らす必要があるのはわかるが、
なんともビッグに(お高く)なってしまったようである。
弊社サイトのレビューページで、
GLAYのシングル作品のジャケット写真を請求したところ、
かつてあまり良く書かれていなかったので貸せないとのこと。
別に誹謗中傷した覚えはない。
今読み返してもいたって真っ当である。
レビューは“評”であって“広告”ではないことを、
わかっていただけていないようである。
音楽シーンを活性化させるには、
アーティスト、レコード会社、マネジメントオフィス、各メディア…etc.が、
協力し合わなければいけないハズなのだが…。
読者のみなさんはどうお考えですか?
J-POP 花前線編集部/Nk