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ギョーカイ徒然日記

徒然日記
<音楽ギョーカイの実情@>

先日、読売新聞媒体資料の記事作りのため、
音楽業界で活躍する
レコード・メーカー
コンサート・プロモーター
レコード・ショップ
の3人による座談会の舵取り役を仰せつかり、
それぞれの実情を伺ってきた。
要約すれば、
今の若者は、
ケータイの通信費が、支払いもままならないほど嵩み、
CDを買うどころではなく、
その代わり、
80〜90年代のロック、ポップス、ニューミュージックシーンを支えた、
そして、自分の自由になるお金をそこそこ持った、
30〜40代の世代の購買パワーがすごいのだとか。
ただその人たちは、
最新ヒット作を買うというよりは、
かつてよく聴いていたレコードや楽曲を、
CDとして買い直す傾向が強いという。
だからこそ、レコードメーカーは、
80年代モノのコンピレーションCDやベスト盤を次々に発売し、
落ちついた世代に向けたヒーリング作品を量産する。
イベンターもアダルト層の興味をひく
ベテランアーティストのコンサートや
ミュージカル、クラシカルなイベントライブを多く企画する。
さらにレコード店も、
“懐かしの青春ポップス”なる別棚を組んで、
あまりレコードショップに足を運ばなくなった層を
引き込んでいる。
確かに、
かつて一世を風靡したアーティスト、
密かに人気を博したアーティストや作品を風化させないためにも
有効な手段であり、
ビジネスを考えればいたって真っ当な考え方ではある。
ただ一抹の寂しさを覚えるのは、
猫も杓子も右倣えをして“アダルト層”に的を絞っていること。
ヤング層だって、いい作品、魅力的なアーティストのCDなら、
多少懐具合が寒々しくても、買って手元に置いておくはずである。
つまり、若者がCDを買わなくなったという風潮をいいことに、
若い世代にアピールするアーティストの発掘や育成を
そして魅力的な作品作りを、
どこか放棄しているように感じられる点である。
時代のせいにするのは簡単である。
だけど、CDが売れなくなっている時代だからこそ、
主たるレコード購買層だった若者たちを、
今一度振り向かせる算段が必要なのではないか。
ベテランアーティストの存在感や影響力に頼りきって
時には胡座をかいて、
ちょっとばかりいいセールスを記録したからと
有能ぶっている奴らなど糞食らえ、である。
心底音楽を愛しているのなら、
子供からお年寄りまでを楽しませることのできる音楽文化を
形作ってほしいものである。

J-POP 花前線編集部/Nk

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